AIによって進化し続けるデータ駆動型高速開発基盤「Codebase」をクラウド上に構築

弊社では、社内向けの標準的な開発基盤&分析基盤としてCodebaseを開発しました。ビルド、デプロイの一連のパイプラインや、データの収集、可視化ツールを提供することで、開発期間の短縮や、品質向上を実現しており、様々なプロジェクトで利活用が進んでいます。

導入背景

弊社ではクラウドを活用したシステム構築経験が多数あり、中でもAmazon Web Service(以下、AWS)のマネージドサービスを活用したシステムの構築を得意としています。このAWS利用において、各プロジェクトの品質担保や、開発期間の短縮が急務でした。

ソリューション

Codebaseはプロジェクト開始時に標準的な開発環境を提供するDevOps Kitとプロジェクト品質の定量的な管理に用いるAnalysis Kitで構成されます。

DevOps Kitで中心となるのがCI/CDパイプラインです。このCI/CDパイプラインはAWSのCode系サービスをフル活用しており、頻繁なアプリの機能改修に対応できる構成を標準的に搭載しています。
またデータレイクとしてS3を利用しており、様々なデータソースから集められたデータを管理しています。集めたデータは用途に応じて処理し、Elasticsearch+Kibanaを中心としたAnalysis Kitで可視化することでプロジェクト品質の定量的管理を実現しています。

導入効果

Codebaseでは、定量的・定性的なデータを幅広く蓄積し、機械学習にかけることによって、基盤そのものを常に進化させています。今後もより多くのプロジェクトで導入し、フィードバックを反映させる事で、さらにサービスの幅を広げていきたいと考えています。

プロダクトのセキュリティ向上

DevSecOpsの考え方を取り入れ、ビルドからデプロイまでのパイプラインを実行する度に、ソースコードを自動でスキャンし脆弱性をチェックします。
これにより、デプロイされるプロダクトは常にセキュアな状態が保たれるようになりました。

開発環境の構築高速化

開発に必要な構成情報は全てCloudFormationで管理されており、アカウント作成時に即時デプロイすることが可能となりました。

開発品質向上

開発プロセスの過程で生み出された情報はデータレイクに貯められ、可視化分析/機械学習への活用が行われ、システム品質の向上に資する有益なアウトプットへと生まれ変わります。

開発プロセスの高速化

ビルド、テスト、デプロイの一連のパイプラインが初期導入されているため、CI/CDの文化が広く根付きました。それに伴い、開発プロセスも高速化しました。

Codebaseでは、定量的・定性的なデータを幅広く蓄積し、機械学習にかけることによって、基盤そのものを常に進化させています。今後もより多くのプロジェクトで導入し、フィードバックを反映させる事で、さらにサービスの幅を広げていきたいと考えています。

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