鈴木雄介氏を招聘し社内セミナー「マイクロサービスに至る歴史とこれから」を開催

2021.12.28 News

2021年12月16日(木)に、アジャイルの実践者として、またアーキテクトとして著名な鈴木雄介様を講師に迎え、技術変遷に関する社内セミナーを行いました。
今年の9月18日に開催されたXP祭り2021の再演となる本セミナーですが、XP祭りでは45分の講演時間だったところ、時間が足りなかったとのことでしたので、その延長バージョンとして依頼いたしました。

テクノロジー(技術そのもの)とテクニック(人による技術の活かし方)の組み合わせを縦と横に時系列に分かりやすく整理し、その歴史的な背景を踏まえながらご説明いただきました。
Agile、DevOps、Microservicesのひとつひとつの説明を聞く機会は多いのですが、それをテクノロジー(Cloud, Cloud Native, Serverless, コンテナなど)を背景に整理した説明はあまり聞いたことがなかったのでとても新鮮でした。アーキテクトの視点とはこういったものなのかと感心させられました。
また、MicroservicesやCQRSは自分たちでも開発をした経験があるのですが、当時課題となっていたことが説明されていてとても興味深く感じました。
「8年間といった単位で新しいキーワードが出てくる」との分析で次のキーワードがそろそろと言うことなので楽しみでなりません。

最後に「自分たちの成功事例を公表することで社会に影響を与えたい」と言ったメッセージがありました。弊社としても成功事例を作りそれを公表することで同業他社に勇気を与え社会貢献に繋げていきたいと決意したところでセミナーは幕を閉じました。

〈終わりに〉
弊社の中にも20年以上前に一緒に仕事をしたなど鈴木様と関わりがある社員が何名かおり、終始和やかな雰囲気の中でセミナーを開催することができました。今回、70人以上の社員が参加し、参加した社員からも「すべてが繋がっていて、これからも繋がっていくことを実感できた」や「イベントドリブンやキューイングの理解を深めたい」といったようなコメントが出てきており大変刺激になったようです。
今回講師としてご講演いただいた鈴木雄介様に改めて感謝いたします。ありがとうございました。

■講師情報
鈴木 雄介(すずきゆうすけ)
流通系システム子会社、フリーランスのITアーキテクトなどを経て、2008年にグロースエクスパートナーズ株式会社の創業に参画。2018年にエンタープライズDXコンサルティングを手がけるグロース・アーキテクチャ&チームス株式会社を設立し、代表に。2019年、三越伊勢丹グループのDX推進機能子会社である株式会社アイムデジタルラボの取締役を兼任。
日本Javaユーザーグループ前会長。2013年、日経BPの「これが日本のトップアーキテクト」に選出。著書に「Cloud First Architecture 設計ガイド」、監訳に「ソフトウェアアーキテクトが知るべき97のこと」、雑誌寄稿多数。

■参考資料
マイクロサービスに次に来るかもしれない言葉について – arclamp
https://arclamp.hatenablog.com/entry/2021/09/20/002250

マイクロサービスに至る歴史とこれから – XP祭り2021
https://www.slideshare.net/yusuke/xp2021

筆者 寺島 秀樹(DX事業部)