ARM INNOVATOR TOURレポート

By BTC 3週間 ago
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ARM INNOVATORとは、そもそもなった理由

きっかけは昨年、台湾・韓国に仕事の範囲を広める活動をしていたときに、台湾のCOMPUTEXを見に行ったときでした。
よくある日本のEXPOのようなもんだなぁと眺めていたら、一つだけ会場がホテルというのがあったので、入ってみたらプライベート向けInvitation Onlyの場所だったので無謀にもアポなし突撃を敢行!そうしたところ、そこにARMのブースがあって、アメリカ電子部品流通大手のAVNETと手を組んでスタートアップ支援(=INNOVATORプログラム)なるものをやっているという話を聞いたのがきっかけでした。
その後、そのスタートアップ支援のセミナーを日本でもやることとなったのですが、集客などあまりに何も考えずやろうとしたので、私が組み立て直しを行いいろいろお世話になっているエッジAIスタートアップの[Idein](https://idein.jp/)さんにもご協力をいただき、なんとか集客も軌道にのせ、Raspberry Piの創始者である[Eben Upton](https://en.wikipedia.org/wiki/Eben_Upton)の突然来日もあり盛況に終えることができました。
その後、ARMより連絡がありINNOVATORとして推挙したいので自己紹介とプロジェクトを教えろと連絡がありました。
僕はスタートアッパーでもないのでどうしようと思って、コミュニティ支援をしているとか、[ASUSとやっているOS開発のプロジェクト](https://github.com/masafumiohta/kernel/blob/release-4.4/README-tinkerboard)のことを書いて応募しました。
後からわかったのですが、このINNOVATORプログラムは、スタートアッパーだけでなく、スタートアッパー支援をしているベンダーなりコミュニティも参加してもらっているとのことでした。
結局のところ日本でこのARM INNOVATORになったのは私とIdeinの中村社長のみ(https://community.arm.com/innovation/b/blog/posts/new-arm-innovators-iot-experts-physicists-robotic-inventors)でした。

グローバルミーティングでオースティンのARMのR&Dへ

マイクロソフトのMVPをはじめとして、最近ベンダーが作ったコミュニティは自社負担のもと、海外のミーティングを実施することが多いですがARMも同様に4月末から5月頭という日本でいうゴールデンウィークに海外でのグローバルミーティングが企画されました。
12月のクリスマスあたりにお知らせがきて、こちらのミーティングに招待されました。
海外ではちょうど年度末にあたるため、やりやすい時期なのかもしれません。
この頃一ヶ月続きで海外のカンファレンスでスピーチにいっていたので、まだ疲れもいえないまま、幸いARM側がうまく羽田発ーサンフランシスコ経由ーオースティン行きのユナイテッド航空をとってくれたので、乗りごごちは置いておいて、楽に向かうことができました。

ネットワーキング大事、その上でのトレーニング

日本では、トレーニングとかこのようなミートアップはトレーニングのみや勉強会のみというものが多く、あってもネットワーキングはちょっと..の場合がほとんどですが、海外では、チームワーキングの一環として、ネットワーキングが非常に重要視にされ、中にはゲーミフィケーションも交えたものもあったりします。
今回のグローバルミーティングは普通にビールやワインを飲みながらのネットワーキングでしたが、台湾であったスタートアップ企業や、イギリス・ケンブリッジのARM本社であったARMのメンバー、メールでしか話ししたことのないスタートアップのCIO/CEOなどなど多くの人間と話すことができ非常に有意義な時間でした。
余談ですが、結構日本に関わっていた人が多く、何人かは日本語が通じるという奇妙な状況でした。

ARMプロセッサーの方向性と今後

ARMとのNDA契約があるので差しさわりのない部分だけでもお話をすると、ARMとGoogleとのARM uTensorのTensorflow Lite Microへの統合などARMのCortex Mシリーズのマイコンレベルでの統合のようなAI対応のプロセッサ開発、セキュリティへの強化、従来x64マシンが担ってきたARM Serverなどについての話がありました。
もちろん従来のARM Cortex-Aプロセッサーのメニーコア化、AIプロセッサー化についてもです。
特にAIについてはINNOVATORになっているスタートアップ企業の大半がAI関係であるため、ARMがいかにAIに力を入れたいかがわかりかと思います。

各INNOVATORによる発表

各INNOVATORについても一人15分、スタートアップであれば自社製品、それをサポートするベンダーやコミュニティであれば活動報告のようなことやTIPSの紹介でした。
写真もNDA対象なのでなんですが、1つご紹介するとRaspberry Piを使ったクラスタ製品を開発しているMininodeというスタートアップよりサンプルをいただいてきました。
オーナーのDavid Tischler曰く将来的には複数のボードを一つのラックマウントのシャーシにいれてサーバ利用にしたいとか、小型ユニットなのでk8sの勉強用としてエデュケーションで使って欲しいとか、まだ試作段階であり今後の展開が楽しみです。

AIとサーバでIntelと競合へ

ARMの性能は日進月歩での進化を高めており、Cortex-A72/A75プロセッサなどIntelと十分対抗しうるものもでてきました。
今後プロモーションも積極的に進めていくとのことで、アジアでは日本・中国(深セン)での展開を進めていくとのことでした。
最後にちょっとだけ、ARMのオフィスを写真でご紹介します。

INNOVATOR TOUR終了>即MakerFaire Kyotoへ

INNOVATOR TOURは5月2日で終了し、それぞれの国に帰ったのですが、私はその後即[MakerFaire Kyoto](https://makezine.jp/event/mfk2019/)に向かうべく、オースティン>サンフランシスコ>羽田>伊丹という強行軍で京都向かうことに、、、
オライリーはこの京都のイベントは小規模であるといっていたのですが、エスカレーターが故障するほどの予想以上の人の入りと、イギリスよりきていただいたPimoroniのDirector Paul Beechのスピーチは満員で大盛況でした。
それにしても、本当に大変でほぼ10日間休みなく突っ走った気分のGWでした。

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