愛媛大学と 「量子コンピュータを利用したコムギ無細胞系によるマラリアタンパク質発現系の最適化」に関する共同研究を開始

2023.02.01 News

株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング(本社:東京都港区、代表取締役社長 杉山 健、以下、BTC)と愛媛大学プロテオサイエンスセンター マラリア研究部門(所在地:愛媛県松山市、代表研究者 准教授 高島 英造、以下、愛媛大学)は、「量子コンピュータを利用したコムギ無細胞系によるマラリアタンパク質発現系の最適化」に関する共同研究を開始いたしました。

愛媛大学 准教授 高島英造様(左から2番目)BTC代表取締役社長 杉山 健(左から3番目)BTCリサーチセンター センター長 今野 睦(左から1番目)BTCリサーチセンター 研究員 袴田一晃(左から4番目)

  • ・愛媛大学 准教授 高島英造様(左から2番目)
  • ・BTC代表取締役社長 杉山 健(左から3番目)
  • ・BTCリサーチセンター センター長 今野 睦(左から1番目)
  • ・BTCリサーチセンター 研究員 袴田一晃(左から4番目)

本研究は、世界に先駆けた量子コンピュータの社会実装に向け、BTCの持つ量子コンピューティング技術を愛媛大学が持つ独自のバイオリソースに応用し、実行プログラムの開発と実験科学への適用に取り組みます。特にマラリア原虫のコドン最適化について、量子アニーラにて動作するよう定式化したプログラムを開発し、従来のコドン最適化方法と比較します。これを用いて難発現であるマラリア原虫由来のタンパク質/ペプチドがコムギ無細胞発現系にて高効率で発現されることを検証します。

このことによって、マラリア原虫の分子レベルでの生命現象の解明に不可欠なタンパク質ライブラリーの充足に繋がり、マラリアワクチンの開発等に寄与することが期待されます。

【愛媛大学プロテオサイエンスセンター マラリア研究部門について】
「ワクチンと診断薬でマラリアを根絶すること」を目標に、主に以下の研究を進めています。
・ヒトにおけるマラリア発症・重症化・防御メカニズムに関する研究
・赤血球内におけるマラリア原虫の寄生成立と維持メカニズムに関する研究
・マラリアワクチン・診断薬の開発
HP: https://www.pros.ehime-u.ac.jp/

【株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティングについて】
BTCは創業以来「クライアントが描くビジョンを共有し、それを実現する真のパートナーとして、その先にある新しい社会の姿をともに創造する」、「価値の源泉である社員が、成長し続けるための最高の環境を提供することで、時代が希求するプロフェッショナルを生み出す」を会社の使命として掲げています。今後もクライアントのDX推進を支援する「DX Accelerator」として価値を提供してまいります。
BTCでは従来からのデジタルサービスだけでなく、リサーチセンターを設立して来るべきクアンタム(量子)時代においてもお客様の競争優位性が保てるように努めてまいります。
HP: https://www.bigtreetc.com/

■本件に関するお問い合せ先
株式会社ビッグツリーテクノロジー&コンサルティング
E-mail:contact@bigtreetc.com