BTCでは、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、2月20日(木)から全従業員に対して在宅勤務(テレワーク・リモートワーク)を推奨する措置を採っています。
在宅勤務を検討しつつも踏み切れない、という企業が少なくないようですが、この間のBTC札幌オフィスでは、なんと全員が在宅勤務を活用しています。
本日は、そんな札幌オフィスの在宅勤務実例をご紹介いたします。
■ メンバーの75%は出社5日以下!
この1ヵ月の札幌オフィスの出社状況をご紹介すると、実に75%の従業員の出社日が5日以下でした。さらには、フルリモート、つまり1日も出社が無かった者も12.5%います。
■ 打合せはオンラインで
札幌オフィスがスムーズに在宅勤務へ移行できたポイントの一つは、日頃から業務上のコミュニケーションをほぼオンラインにて行っていたことが挙げられます。東京本社メンバーや社外顧客との打ち合わせは、普段からオンラインで行っており、会議室に長時間こもってダラダラと話をする、という光景は見られません。そのため、PCだけ持ち帰り作業場所を自宅に移しても、普段と変わりなく業務を進めることができています。
また、この時期本格化する新卒採用活動についても、希望者に対しては動画にて会社説明を行ったり、オンライン面接を実施したりと、可能な限り在宅勤務にて対応をしています。
(ちなみに、今回、在宅勤務期間に活用したツールとして多く声が挙がったものをご紹介すると、「Zoom」「Chatwork」「remotty」「Skype」「Slack」「Backlog」「OneNote」等でした。)
■ 嬉しい声が大半だが、見えてきた課題も
在宅勤務を経験して、全従業員が感じたメリットが「通勤時間が無い」こと。感染症にかかるリスクを避けられるだけでなく、時間を有効活用できる点でも大変有難いものです。
一方、当初課題に感じたことは「他メンバーの作業状況が見えづらい」「コミュニケーションが不足する」という点です。これらに対しては、始業時・終業時に必ずオンラインミーティングを行ったり、仮想オフィスツール(remottyなど)を活用したりして改善を図っています。
また、メリットにもデメリットにも感じられたのが、「自宅が作業場である」こと。単身世帯など静かな環境が確保できる従業員にとっては、オフィスよりも集中して作業できると好評でした。一方、家族と同居している従業員の場合は、家族との時間が増えて嬉しい反面、作業に集中しづらい場面もあったようです。
その他、「自宅の通信環境が不安定で接続が切れることがある」「私物のディスプレイでは小さく作業効率が悪い」「光熱費・通信費が上がった」など、オフィスや社有機器等を使用できないための不便も見られました。
(余談ですが、意外と多かったのが「運動不足になる」という声。オフィスまで往復するだけでもある程度の運動になっていたことを気付かされました。)
■ 継続を望む声~感染症対策だけではなく、働き方改革としても有効!
総じて歓迎の声が多かった、今回の在宅勤務措置。もともとはコロナウイルス対策で緊急的に始めたものですが、多くの従業員からは、今後も継続を望む声が挙がっています。フルリモートは難しくとも、プライベートの事情に応じて柔軟に在宅勤務を選択できるようにすることは一考の余地があるかもしれません。
BTCでは今回の知見を活かし、より働きやすい環境の整備に努めていきたいと考えています。
(以上)